CSS Nite in Shinjuku, Vol.2 に参加してきました。
新宿のマイクロソフト内セミナールームで行われた CSS Nite in Shinjuku, Vol.2 に参加してきました。
マイクロソフトの
- ベータ 2 で追加された新機能
- レンダリングと互換表示
- Web 標準対応
についてのセッションが行われました。セッションで使用された資料は後ほど公開されるそうです。
せっかくなので最前列で聞いてきました。
会場には、コバさんや、大谷さん、ミツエーリンクスの木達さんや渡部さん、Opera Software の市川さん、J の人、名村さんなどもいらしていました。
セッションの中でも気になったことのまとめメモ。
- IE 8 ベータ 1 の時に存在した機能 : Activities はベータ 2 ではアクセラレータと名称を変更された
- ベータ 2 のリリースノートには、IE 6 を使っている環境で、IE 7 にアップデートしないまま、IE 8 ベータ 2 をインストールすると、JScript のエラーが多発したり、Web Slice で問題が多発するなどの不具合があるため、IE 7 にアップデートしたあとに IE 8 ベータ 2 を… などという文言もある。インストール時には要注意。
- 現在、IE 8 ベータ 2 は、英語、中国語、ドイツ語、日本語のみの対応だが 9 月中旬にその他 20 言語版のベータ 2 をリリース予定
- 新機能として、アドレスバーのドメインハイライト、Unified List View (アドレスバー入力時にお気に入り、履歴、フィードなどがオートコンプリートの候補に表示される) など。
- 現状の IE のハングアップの原因は約 70 % がサードパーティー製のアドオンに起因する。このデータはハングアップ時に表示される
送信しますか?
によるデータ解析の統計。 - アドオンの管理がしやすくなる
- プロトコルプレフィックスという機能があり、
onenote://のような URI スキームみたいなものをつけると、対応したアプリケーションで参照先のファイルを開くことができる。例えば、onenote://example.com/sample.oneのようにすれば、Microsoft Onenote が IE 8 の中で起動し、IE 8 上で onenote ファイルを編集できる。(ちょっとしたメモ – 過剰なURIスキームは有害であるのような例もありますが….。) - アドレスバー横には互換モードに変更するためのボタンがある。これは基本的にはほとんどの Web サイトで表示される。これが消える条件は限られており、HTTP ヘッダーで明示的に表示モードを指定している場合や、ドキュメントが互換モードとして認識されている場合などには表示されない。
- UserAgent の文字列は表示モードによって変化する。IE 8 では、表示モードによって MSIE x.x の個所は変化するが、どのモードにもレンダリングエンジンのバージョンとして、Trident/4.0 が含まれる。
- IE 8 の IE 8 標準
- compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0
- IE 8 の IE 7 モード
- compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0
- IE 7
- compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0;
- IE 8 の表示モードを IE 7 のエミュレートや互換モードにすると CSS などの表示は変化するが、WebSlice などの機能や JScript のパフォーマンス、UI などは変わらない。
- IE 8 は HTML 4.01 をフルサポート。例えば、button 要素が値として、自身の innerHTML を送信するなど。
document.getElementById("foo")より、CSS Selector API を使ったほうが処理が早い。- 独自実装などのプロパティには接頭辞に
-ms-を追加する。ただし、後方互換のためになくても動作するようになっている。 - IE 8 の JScript は EcmaScript 3rd Edition 相当
- 既に IE 9 のプランニングフェイズはスタートしている。
- 韓国では IE のシェアがすごく高い。国が推奨しているらしい。(気になって探してみると、韓国ではFirefox 3が使い物にならない理由:趙 章恩「Korea on the Web」という記事もありました。)
質疑応答での情報
- IE チームが把握している CSS ハックはしっかりと解析エラーになり無効となる。ただし、IE 7 エミュレートモードや互換モードでは、IE 7 と同じように CSS ハックが有効になる。
- CSS で、独自拡張などにつける
-ms-の接頭辞は、なくても動作する。例えば、zoom:5;でも-ms-zoom:5でもIE 8では同じように動作する。 - IE 8 チームが把握している CSS ハックについて、IE 8 標準モードではしっかりと解析エラーとなり無視される。ただし、エミュレート IE 7 モードや互換モード時には、IE 7 のときと同じように動作する。
- デフォルトではイントラネットの閲覧時は互換モードとなる。制作者がローカルで確認する時も、イントラネットとして認識されてしまうときは、IE の設定で、イントラネットを検出しないをチェックしたりするといい。
- IE を閉じた後でも 60 秒間セッションが残る。セキュリティ的に危ないかもしれない。
最後に IE 8 の T シャツとマグカップをいただきました !!無事にリリースされたら、これを着て仕事をします。
気になったので試したこと
CSS の独自拡張につける -ms- の接頭辞について、実際に IE 8 ベータ 2 を使って試してみたところ、zoom などの独自実装プロパティは -ms- の接頭辞がない状態でも動作しました。しかし、filter については接頭辞なしでも、値をクォーテーションで括らないとうまく動作しませんでした。
e.g.
接頭辞をつけ、値を " で括ったコード。IE 8 標準モードで動作した
#transparentDiv {
-ms-filter: "progid:DXImageTransform.Microsoft.Alpha(Opacity=50)";
}
接頭辞をつけず、値を " で括っていないコード (今までの書き方)。IE 8標準モード で動作しない
#transparentDiv {
filter: progid:DXImageTransform.Microsoft.Alpha(Opacity=50);
}
接頭辞をつけず、値 " で括ったコード。IE 8 標準モードで動作した
#transparentDiv {
filter: "progid:DXImageTransform.Microsoft.Alpha(Opacity=50)";
}
たぶん、CSS のコードに、:, ,, = などが含まれていると、解析エラーになってしまうのでしょう。仕様なのかバグなのか微妙なところですが、これが仕様だとすると互換性がなくなってしまうのでこれはバグ…?

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