WebFonts として利用できるフリーの和文フォント | ヨモツネット text ja 2010-05-10 http://www.yomotsu.net/wp/?p=565

WebFonts として利用できるフリーの和文フォント

WebFonts とは、ユーザーのローカル環境に左右されずに CSS でフォントを指定できるとても画期的な仕組みです。

WebFonts の demo を用意したので下記で WebFonts を実際にお試しできます。

WebFonts の demo (IE, Fx, Webkit, Opera で動作します)

WebFonts はとても便利で今まで似なかった表現ができる仕組みですがフォントファイル使用時のライセンスは難しく、本当に使えるのかがわかりづらいです。そこで一つずつライセンスを読み、WebFonts として利用できるフォントをまとめてみました。この記事内でもライセンス条文の抜粋を引用していますが、全文ではないのでフォントの利用時にご自身で再度ご確認ください。もし私の解釈に間違いがあったら指摘していただければ幸いです。

ライセンスが不明だったフォントについては作者さんに直接メールを送らせていただき、回答で OK をいただくことができた作品を紹介しています。紹介記事内のフォントのキャプチャは実際に Windows 7 の Chrome で表示した様子です。

なお、下記の表に出現する語句の定義は次のようにしています。

WebFonts
WebFonts として利用可能か (サーバーに UP してもよいか)
形式変換
TTF から EOT や WOFF などに変換してもよいか
形状簡略化
フォントファイルの容量を軽くする目的で、アウトラインのポイントを一部省略してもよいか
サブセット化
フォントファイルの容量を軽くする目的で、Web ページ内に使用しない文字を破棄してもよいか

M+ FONTS

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK
ライセンス抜粋

あらゆる改変の有無に関わらず、また商業的な利用であっても、自由にご利用、複製、再配布することができますが、全て無保証とさせていただきます。

IPA フォント

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK
ライセンス抜粋
  1. 受領者はコンピュータにインストールされた許諾プログラムをそのまま、または改変を行ったうえで、印刷物およびデジタル・コンテンツにおいて、文字テキスト表現等として使用することができます。
  2. 受領者は前項の定めに従い作成した印刷物およびデジタル・コンテンツにつき、その商用・非商用の別、および放送、通信、各種記録メディアなどの媒体の形式を問わず、複製その他の利用をすることができます。

M+ と IPA フォントの合成フォント

ライセンス抜粋

この配布物は、IPA フォント と M+ フォント および Bitstream Vera フォントの ライセンスに準じます。

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK

VL ゴシックフォントファミリ

ライセンス抜粋

M+ FONTS 由来の部分については、M+ FONTS PROJECT のライセンスが適用されます。

さざなみゴシックフォント 由来の部分およびそれらの部品を元に改変した一部の文字については、さざなみフォ ントと同様に修正BSDライセンスとします。

なお、文書への埋め込みなど、フォントとしての再使用を目的としない用途におい ては、以下で言う Redistribution には当たらず、制限なく行えるものとします。

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK

一部が修正 BSD なので無保証、フォントの著作権、ライセンス条文を表示する必要があります。

手書きフォント「アームド・レモン」 / 筆ペンフォント「アームド・バナナ」

作者のミリメートルさんに直接メールをして確認。ご回答いただきありがとうございました。

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK

青柳疎石フォント / 衡山毛筆フォント / 青柳衡山フォント T / 衡山毛筆フォント行書 / 衡山毛筆フォント草書 / 青柳隷書しも

ライセンス抜粋

著作権放棄で完全フリーです。改編も自由です。使用についての制限はありません。

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK

あんずもじ

作者の京風子さんに直接メールをして確認。ご回答いただきありがとうございました。

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OK (一部制限あり*)OKNGOK

* 悪用や有害サイトでの使用は NG

梅フォント

ライセンス抜粋

これらのフォントはフリー(自由な)ソフトウエアです。あらゆる改変の有無に関わらず、また商業的な利用であっても、自由にご利用、複製、再配布することができますが、全て無保証とさせていただきます。

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK

小夏フォント

ライセンス抜粋

この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス by-sa 3.0 の下でライセンスされています。

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK

CC 3.0 表示-継承なのでフォントの著作権を表示する必要があります。

さわらびフォント

ライセンス抜粋

日本語 TrueType フォントを開発するプロジェクトです。現在、Creative Commons Attribution 3.0 ライセンスの元でゴシック体と明朝体を公開しています(が、開発中なので、まだ文字が多数不足しています)。

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK

CC 3.0 なのでフォントの著作権を表示する必要があります。

しねきゃぷしょん

ライセンス抜粋

これまで「しねきゃぷしょん」の再配布を禁じてきましたが、PDFなどへの埋め込みなど再配布に近い使用用途を希望される方がいらっしゃるので、配布に関しては制限をなくすことにしました。改造に関しては引き続き禁止とします。詳しくは同梱のテキストファイルを参照してください。

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OK?NGNG

たれフォント

ライセンス抜粋

12)たれフォントをベースとして違うフォントを作る。

再配布、及びご自分のホームページスペースに置く・・・OKです

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK

出島明朝

ライセンス抜粋

Code license:ツꀀMIT License

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK

MIT License なのでフォントの著作権を表示する必要があります。

ぬかみそフォント

ライセンス抜粋
  • 当該フォントは、非営利目的および営利目的での使用が可能です
  • 当該フォントは、後述の再配布条件を満たす限り、再配布が可能です
  • 当該フォントは、後述の改変条件を満たす限り、改変が可能です
  • 当該フォントは、後述の改変再配布条件を満たす限り、改変再配布が可能です
WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKOKOK

ふい字 / まきばフォント / おひさまフォント

作者のふいさんに直接メールをして確認。ご回答いただきありがとうございました。

WebFonts形式変換形状簡略化サブセット化
OKOKNGNG

最後に

特に和文フォントは漢字を含めて数千字と膨大な字数の構成となります。そして、それらを一文字ずつ用意しなくてはなりません。また、作者さんにとってはフォントは作品です。WebFonts として無償で使えるとはいえ、作者さんへの感謝は忘れないようにしましょう。WebFonts として利用させていただく際には著作権表示を忘れずに。

あと、あのフォントもライセンス的に OK などという情報ありましたらコメントなどいただけると嬉しいです。

おまけ

キャプチャをとる際に、1回ずつ CSS の @font-face などを書き換えるのがめんどくさかったため、TTF ファイルをウィンドウ内にドラッグすればフォントが適用できるツールを作りました。Fx で動作し、Webkit では下記の HTML がローカル環境にあるときのみ動作します。

WebFonts 適用確認ツール (?)



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コメント

京風子さんからのコメント

2010年5月11日 13:55

こんにちは♪ あんずもじ作者の京風子です。 こうやって一覧になっているのは、とても便利だと思います。 すごく有効な記事だと思います。 また、フォント作者へのお心遣い、大変感謝いたします。 ありがとうございます。 一覧を見ていて、あ、皆さん形状簡略化はOKなんだ!と焦りましたが、 ふい字のふいさんも私と同様NGにしているのを発見して、 とてもホッとしました(笑 手書きフォントの場合、アウトラインが命みたいなところもありますし、 容量が大きくなってしまう難点は重々承知しているのですが、 そこはちょっと譲れない気が致しました。 こんなことも承知の上で、たくさんの方に使っていただければと思います。 長々と失礼しました。 ご連絡ありがとうございました♪
稲葉の城兎さんからのコメント

2010年5月13日 4:12

うちのHPはcssとかで殆ど飾ってない古いタイプなので、せめてフォントをユニークにして見栄えを良く出来たらなあ、と思ってましたが、こうやって沢山紹介されるとイロイロ有りすぎて却って悩みが深くなりますね。 あとは実際に試してみて、動作が遅くなる度合いとかをチェックしてみないと、本当に導入出来るか判断しかねますが。
adminさんからのコメント

2010年5月20日 11:56

@京風子 さま 作者様自ら記事にまで足を運んでいただきありがとうございます。 あんずもじを WebFonts として利用することをお許しいただけてとても嬉しく思っています。WebFonts として利用できる和文フォントは今の段階で本当にわずかしかないのでとても心強いです。 アウトラインが変わると別の文字になってしまいますしこればかりは本当にしょうがないですよね。ただ、形式さえ変換できれば Web ページで表示することができますので、使用のお許しをいただけたのとこれだけでもう十分です ! 今回は本当にありがとうございました !
adminさんからのコメント

2010年5月20日 12:01

@稲葉の城兎 さん アウトラインが複雑でない限りブラウザーへの負担は少ないようです。ただ、和文フォントは容量が数MBとなりすこし重いのでダウンロードに時間がかかってしまいます。そのため本文には使えて 1種類 というところだと思います。ナビゲーションメニューなど、決め打ち部分への利用についてはフォントファイルをサブセット化するなら数文字で足りると思いますので決め打ち部分への利用ならもう少し幅は広がるかと思います。サブセット化は汎用性を失ってしまいますが、選択、コピーができるだけでも十分効果はあると思います。いろいろと研究してみてくださいね。
2010/05/27に気になったこと | debesoさんからのコメント

2010年5月28日 0:12

[...] WebFonts として利用できるフリーの和文フォント WebFontsで利用できる日本語フォント ライセンス表記あり [...]

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